【大分 虎屋】豆腐の流通その1 by三代目とら吉

豆腐の流通経路

豆腐は、製造作業場の店先で販売したり、昔は天秤に担ぎ、その後は自転車等での移動販売、すなわち製造小売の業態が、他の伝統食品に比べて多数残っている業種です。しかし、スーパーマーケットなど新しい流通形態の展開や消費者の買い物行動の変化等により、それら 量販店に納入する(卸す)「製造卸」の業態が増加しています。

出典元:一般財団法人 全国豆腐連合会

「昔は天秤に担ぎ」とありますが、聞いたこともないので

いつの時代の販売方法か自分なりに調べてみたところ

大体1900年ごろとおもわれます。

約120年前のことなので…結構です。

自転車についての移動販売も今は聞きませんよね。

ちょっと、省略させていただいて。

地方の豆腐の流通形態をお話しさせて頂きます。

あくまでも私の住んでる地域についての話ですよ。

「移動販売」についてですが

私が小学生の頃は、この形態の商売はとても多かったです。

ただし、豆腐のみの販売ではなくて

惣菜や食料品、その他の日用品などいろんなものを販売していました。

地域によって、縄張りみたいなものもあって

結構なトラブルも多かったんじゃないでしょうか。

個性豊かな商売人たちの笑顔はとても味がありましたよ。

今とは大違いです。

マニュアルって言葉も聞いたことのない時代ですもの。

ただ、儲かっていたんじゃないですかっ…

お金たくさん使っていましたもんね。

やっぱ、景気が良かったから稼げたんでしょう。

現在では、私の知っていた業者さんは一人もいません。

20年前くらい(2000年)には、ほとんどいなかったと思います。

けれども、みなさん一匹狼でしたから…

いまでも、たくましく稼いでいることでしょう。

豆腐の移動販売についてですが

一時期、どこでも流行っていたので

私の住んでる田舎町でも見かけることはあります。

けれども、自社販売ではなく

自ら仕入れて売っている形ですから

ヤクルトレディに近いのかなって思います。

リスクが多くて、きっと儲からないでしょう。

しかし最近は見かけなくなったので…

ちょっと、きつかったんでしょうね。

単価の安いものを仕入れて売ることを

個人で商売にするのはきついです。

しかも、移動販売となると燃料費がバカになりません。

よほどの才能がないと難しいのではないでしょうか。

私も「豆腐の移動販売」考えた時期もありましたが

やはり、断念しました。

理由は「先が見えない」からです。

豆腐にそこまでの付加価値をつくりあげる

そんな自信がありませんでした。

けれども、強みもあります。

コンサルがよく言う「顔が見える商売」ってことです。

それは、正しいんじゃないかと思います。

まあ、私はしませんけど…

そこまで魅力的ではないので、飽きられます。

今でも、注文をとってルート販売している

町の豆腐屋さんはいます。

本当にすごいなぁって思います。

何十年とお客さんと向き合う販売方法…

信頼と安心がなければ成立しないでしょう。

もうちょっと、国のお偉いさんも頑張りましょうね。

選挙の時だけの「握手」はいらないんんですよ。

信頼と安心は、不思議なほどに遠い言葉ですね…

なかなか、進歩は見られませんなあ。

ちょっと、上から発言ですがご勘弁くださいね。

皆さん思っているんでしょう…

「真面目にしてください!」ってね。

[Money Changes Everything by Cyndi Lauper]を聴きながら…

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする