【大分 虎屋】伝統の油揚げ造り⑤by三代目とら吉

油揚げ用豆腐の箱盛り

豆乳にニガリを打った後、寄った豆腐を砕きます。

その後、何度も新しい水で濾すように桶の水を入れ替えます。

砕いた豆腐を洗うような感覚ですかね。

もちろん豆腐も水温まで冷めています。

その豆腐を油揚げ用の型箱に盛っていきます。


ここが豆腐と違いますね。

豆腐は暖かいまま型箱に盛ります。

その後、カットして冷水に沈めて温度をさげます。


話しがそれましたが、こなごなに砕いた豆腐を

油揚げ用の型箱に、木綿の布を敷き盛っていくのですが

この時に木綿の布をうまく動かして水分も抜きます。

ちょうどよい水分量を勘で調整します。

出来上がりの生地を想像しながら行います。



どうです…プロフェッショナルでしょ。

これは、だれでもできませんよ!

なぜならば、皆さんやったことないでしょう?

つまりは、そういうことです。


やりゃあ、だれでも出来るってことです。

なにが、職人じゃ!

と意味もなく熱くなってしまいました。

そういえば、最近、思うんですけど

組織ってあんまり大きくなりすぎると

一体だれが管理しているのか、わからなくなっているでしょう。

結局、トラブルが起こった時に対応ができない…

まあ、当たり前ですよね。

創業者でもない、身内でもなけりゃ責任なんて取りたくないでしょ。

何でもかんでも大きくなりすぎですな。

まあ、大きくなけりゃ人件費なんてでませんが…

しかし、天下のトヨタさんもそんなこと言ってましたよね。

終身雇用はもう無理って。


なんじゃそりゃって感じですが、世界で戦っている企業様ですから。

本日は、どうもありがとうございました。



[ 天城越え by 石川さゆり ]を聴きながら…

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