【大分 虎屋】伝統の油あげ造り by三代目とら吉

油揚げは豆腐を揚げてつくるの?

結構、そういう風に思っている方が多いですね。

「残念です」

なぜ、残念かと申しますと

油揚げってつくるの大変で難しいんです。

豆腐の3.5倍くらい大変で難しいですよ。

まず、根本的に製造方法が違います。

そして、製造時間が違います。

さらに、技術が必要です。

けれど、材料は一緒です…

不思議ですね。

ちなみに全豆連さんでは

油揚げ(薄揚げ)

油揚げは、薄揚げとも呼ぶように、木綿豆腐を薄く小さく切って圧し脱水をして「生地」を作ります。生地を、最初は低温で揚げ3倍程度に膨張させ(ノバスという)、次に高温でもう1度揚げ(水分を飛ばして表面を硬くし(カラシという)収縮を防ぐため)て製品となります。
油揚げ用の豆腐は、木綿豆腐と同様の工程で作りますが、「膨張」等のために豆乳濃度を薄くするなど、最初か ら油揚げ用に作ります。呼び名は、薄揚げのほか、手揚げ、機械揚げ(自動揚げ機で連続式に製造)、稲荷揚げ(いなり寿司用に中の開いたもの)等業界用語が あります。油揚げは、味噌汁の具、惣菜、煮物、稲荷寿司等に広く用いられる食材です。
なお、油揚げは、江戸時代初期に既に文献に登場しますが、その頃より流行し始めた「天ぷら」などの揚げ物料理の一つとして考案されたものと思われます。

出典元:一般財団法人 全国豆腐連合会

油揚げは、木綿豆腐と同様の工程でつくられるとありますが

正直言いまして、それは違います。

それぞれ豆腐屋さんで、製造方法は異なりますが

いかに、油揚げ用の生地をつくるかで頭を抱えています。

豆腐では、職人さんのミスはほとんどないでしょうが

油揚げになると簡単にはいきません。

「今日は膨らむのかな」

「ちゃんと、伸びてください」

などと、考えます。

急な注文が来た場合などは、焦ります。

例えば、お葬式用の注文が入った時など

失敗は許されませんので、プレッシャーがかかります。

私の父などは、「油揚げつくり」のせいで

ストレス性の病気にもかかりました。

いずれ、工程を説明しますね。

お楽しみに!

しかしながら、いつも思うのが

造ったことのない人が指導したり

説明したりしていることが多々ありますよね。

素人は、それを自然と正しい答えと受け取る訳ですが…

「どうなんでしょう?」

そこに、責任が生まれないと駄目だと感じます。

特に、何かを伝える仕事の方々…

まあ、自分で経験してから物申せってことですね。

最近、頭でっかちが多いですよね。

何が論破?

うるさいって感じですね。

すいません、「油揚げ」の話から相当ずれました。

[人生一路 by 美空ひばり]を聴きながら…

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