【大分 虎屋】豆腐の事業者数 by三代目とら吉

最も多かった昭和30年代には5万余の事業所に達していましたが、年々減少しています。その要因は、機械化 が取り入れられたこと、スーパー等大型店を通す販売が進み、ある程度の事業規模が必要となったことなどがあげられます。生産量や消費量は、先の大豆の使用 量から見ても大きな変化はありません。

出典元:一般財団法人 全国豆腐連合会

昔は、5万件も豆腐屋さんがあったとは…

とっても、驚きですね。

私も知りませんでした。

しかしながら、面白い時代ですよね。

豆腐屋に限らずでしょうけど

昔はたくさんの個性豊かな商品が並んでいたんでしょう。

平成に入ってからでも

豆腐の事業者数は、平成元年が約2万3000件であって

平成25年は、約8000件まで減っています。

一体、何が原因でしょう。

「豆腐をたべなくなったから?」

最近は味噌汁が食卓から消えてしまった…

朝はもっぱら、トーストとコーヒーですもの。

朝ご飯なんて、作ってる暇ないわ!

とか聞きますよね。

私もやはり、それが原因の一つと思っていましたが

どうも、そうではない数字が出ています。

平成に入ってから、30年経ちますが

一世帯当たりの豆腐の消費量は、あまり変化がありません。

つまり、今でも豆腐は変わらず皆さん食べてくれているんですね。

本当にありがたいことです。

とっても、うれしいですよ。

それでは、いったい何が原因なんでしょう。

まあ、答えは統計からもでていますが

もともと従業員9人以下の豆腐屋さんが、圧倒的に多いんですが

おそらくは家族経営のところがほとんどでしょう。

だから結果的に答えは

単純に「儲からない」から事業者数は減っていくってことです。

「儲からないから」廃業します。

「儲からない」から後継ぎはいません。

小さい豆腐屋さんほど廃業数は増えていきます。

薄利多売は大手の仕事なんですが

スーパー卸はどうしても上手くはいきません。

みなさん、わかっていながら悪循環から

どうしても逃れられないんです。

理由は、事業者でないとわからないかも知れません。

とても残念ですが、仕方ありませんよね。

ものづくりに関していえば、どの業界もそうでしょう。

悲しいことに、機械化によって

職人の豆腐は必要なくなってしまいました。

それほどの技術進化なんでしょうか…

毎日、大量の同じ商品がつくられまして

日持ちも十分、安心ですよって…

豆腐に限らず、もはや「手づくり」は時代遅れ?

職人なんて過去の産物…

あなたは、どういう風に思いますか?

正直言いますと、私もよくわかりません。

ただ、寂しいと感じながら

それを言い訳にしながら…

それでも、単純にまっすぐと豆腐をつくりましょうか。

[Lie To Me by Jonny Lang]を聴きながら…

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